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2021.09.06
代表ブログ
外装に木材を使うときのポイントは?【前編】
こんにちは、代表の大塚です。最近外装に木材を貼ってある家をよく見るようになりました。
他の外装材にはない質感や素材感の複雑さがかっこいいですよね!
私も仕事柄色々な木材に触れますが、木材は色々な表情を見せてくれる素材で大好きです。
でも、この木材も使い方によってはメンテナンスにお金がかかる悩みのタネになってしまいます。
そこで今日は、外装に木材を使用する場合に注意するべき3つのチェックポイントである
①施工する木材の樹種
②施工する場所
③施工方法
についてお伝えしたいと思います。
少しマニアックですが、外装に木材を使いたいと考えている方は
将来的なメンテナンスコストに大きく影響するポイントなので是非覚えておいてください。
POINT① 施工する木材の樹種
まず、1つ目の木材の樹種ですが、これは単純に木の種類のことを言います。
世界にはたくさんの種類の木材がありますが、それぞれの樹木で木目、生育スピード、希少性、耐久性、強度など全ての特徴が異なります。
もちろん価格も異なり、実際に日本の住宅に使用される木材は世界中の樹種の中でもごく一部となります。
日本の住宅によく使用される樹種では、スギ、ヒノキ、パイン(松)、レッドシダーなどの針葉樹に加え、サクラ、ナラ、チークなどの広葉樹がよく使用されています。スギは花粉、ヒノキは日本の住宅に使われている木材というイメージを持たれている方のいらっしゃるのではないでしょうか。
これらの木は木目だけでなく、流通量や生育スピード、配送コストなどすべてが異なり流通金額もバラバラです。ただ、広葉樹と較べて一般的に生育の早い針葉樹は比較的流通量が多く、価格的にも採用しやすい素材です。
外装に使う木材は見た目だけではなく耐久性もこだわりたいところですが、値段と耐久性は比例することも多いです。初期費用を抑える目的で比較的耐久性の低い樹種を使う場合は「メンテナンスの頻度や費用」も念頭に入れて慎重に考えることをオススメします。
POINT② 施工する場所
次に2つ目の「施工する場所」についてお伝えします。
住宅には様々な木材が使用されますが、使う場所は大きく分けると構造部分、内装仕上げ、外装仕上げの3箇所になります。今回お伝えする外装仕上げは構造部分、内装仕上げと比較すると外部環境の影響を最も大きく受ける場所です。
つまり、非常に劣化しやすい場所なのでメンテナンスに一番コストがかかる所であり、新規施工時に使う木材の種類や使う場所、施工方法をしっかりと検討しておく必要があります。
一番痛みやすいのは雨と直射日光が直接あたる壁面です。
雨による湿気と直射日光の紫外線によるダメージがあるため、最低5年に1回程度は保護塗料の塗装をしていかないと木材自体がボロボロになってしまいます。
逆に屋根の下で濡れにくい壁や、屋根の裏側の軒天井は劣化が遅いのでメンテナンス頻度も10年に1回程度を目安にしても十分だと思います。
最後のポイント、
3つ目の「施工方法」については、長くなりますので次回のブログでご紹介しますね。
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