浜松市N様邸
庭を眺める家
Data 住宅情報
32年前に当社で建築させていただいた離れの建物に対して、増改築をしつつ既存部分の性能向上をしたいと当社にご依頼を頂きました。
これまでは母屋が生活の主軸になっていたためキッチンやお風呂などの設備はありませんでしたが、増改築部分には新しくキッチン・お風呂・トイレを設置する計画とさせていただきました。
内部はマメにお掃除をされていたため、良い状態を保たれていらっしゃいましたが、外部は32年間ほぼメンテナンスをされてこなかったため各所に痛みが出ていました。そこでリノベーションの際にやっておくべき4つのポイント「耐震補強・給排水管交換・設備交換・断熱補強」を踏まえつつ外装のフルメンテナンスを実施させていただきました。
既存部分外装の詳細点検をしたところ、雨樋や外部の金属部分は破損したりサビがひどくなっており、一般的な塗装によるメンテナンスでは対応しきれないものも多かったため新品へと交換させて頂いています。
既存の建物は32年前に主流だった和風住宅のテイストでしたが、お客様のご希望は洋風のテイストだったため、増改築部分を含めて色味を統一するなどして既存部分と増築部分でなるべく雰囲気が近くなるように外観のご提案をさせていただきました。
一般的に既存部分と増築部分の境目は構造仕様の違いから雨漏りのリスクが非常に高くなります。当社ではその様な雨漏りのご相談を数多く頂いていることもあるので、既存部分と増築部分の接続部は入念に防水処置をさせて頂いています。
N様邸は来客が多いため、来客用の玄関と応接間を設け、玄関と応接間から庭を眺められるよう計画させて頂きました。
ライトアップは夜暗くなると自動で点灯してタイマーで消灯します。エクステリアライトは消し忘れやすいのでタイマー式は便利です。植栽や外壁を照らして間接的なライトアップにすると家の印象がグッと良くなります。
植栽も木々の組み合わせで家の雰囲気を決める大きな要素となるため、お住まいのイメージとあった色鮮やかな花をつける樹種を選定させて頂きました。
内部はN様のご希望で明るくナチュラルなイメージでまとめさせて頂き、白を基調としたシンプルなコーディネートをさせて頂きました。N様が選ばれた床材は西洋桜とも言われる木目のおとなしいバーチ材。淡くやさしい木目で丈夫さと美しさを備えた床材です。
既存部分と増築部分は行き来がしやすいよう、建物間も高低差の違いを極力感じさせないように施工をさせて頂きました。